chura-machiのブログ<時には万年筆で②>

旅に出てうたを綴る・自転車、鉄道、フォークソング

ギブソンJ45 ワインレッド

シンガーソングライターの吉田拓郎さんが引退します。拓郎の作った曲、歌う声、そしてギター、全てがカッコいい。

70年代、神ってた頃の拓郎も良いですが、私は意外と2000年から復活つま恋の頃の拓郎が好き。大人の雰囲気で丁寧にギターを弾き、瀬尾一三率いるビッグバンドをバックに歌った拓郎は最高にカッコよかった。その頃拓郎が使ってたギターに似たヤツを手に入れました。

▶︎ギブソンJ45ワインレッド

実際の拓郎が使っていたものは大阪の三木楽器の特注モデルだったみたいですが、これも同じギブソンJ45でよく似ています。私はワインレッドが好きなので、このカラーはとても惹かれました。ただこの仕様のモデル、ブラックは比較的見るのですが、ワインレッドはなかなかないんですね。60年代仕様のピックガードもいい!

私の持ってるヤマハ、マーティンとは全然違う音で、最初は驚いたが、弾くたびに惚れていく音色です。

マーティンが完璧な音色ならば、こいつは不揃い。それがいいんです。ただ、弾きやすさではマーティンよりずっといいですね。サイドバックマホガニーなので軽いし、そして弦高が低く設定されているのが素晴らしい。(弦高は6弦2.0mm、1弦1.8mm、いずれも12フレット)

マーティンは日本の気候に合わないのか、ブレーシングが外れたり、ネックが反ったりと、全くもって管理に気を使うヤツですが、ギブソンはどうでしょうか。マーティンは、いちいち弦を緩めないとネックが反るというデリケートさを発揮しつつ、弦も切れやすいというわがままさも見せる。どうも、ギブソンはそうではなさそう。

とにかく拓郎気分でこれをジャカジャカする日々です。

このギターで曲を書きました!

裏路地

詞・曲 chura_machi

西川口の裏路地では 今日も男どもがうめき合う
仕事も中途半端に 飛び出して
昼間から酒を煽っている
くそったれのブルースを歌い
閉めちまってる 店のシャッターを蹴り飛ばす

夜もすっかり更けこんで 
一人スナックで酒を飲んでいる
ママは先週から どっかへ行っちまって
わけのわからねぇババァが 店を仕切ってる
角瓶しか置いてねぇ くたびれた酒棚から
「おまえもそろそろやり直せと」ママの手紙

やがて東の空が 白みかける頃
俺はまとめる荷物もないまま
はした金握って 安いジャンバーを着込んで
一人旅に出た
見知らぬ街の 裏路地を歩いて
電車も遠らねぇ ホームを見つめている