chura-machiのブログ<時には万年筆で②>

旅に出てうたを綴る・自転車、鉄道、フォークソング

【カード更新注意!】東海道新幹線エクスプレス予約とビューカード

年末年始に東海道新幹線を利用したときのトラブルです。

▶発端・・ビューカードをゴールドカードに更新

エクスプレス予約東海道・山陽新幹線専用の予約システムで、乗車料金が安くなり、さらにスマホ等で何回でも予約変更ができ、改札もタッチでスムーズに通れるという便利なサービスです。決済カードとしてJR東海のサービスを利用する場合は、基本的にJR東海が発行するエクスプレスカードを登録する必要がありますが、例外的にJR東日本の発行するビューカードを登録することができます(ビューエクスプレス特約)。

私の所有するビューカードは「JALカードSuica」、今回このこのカードを普通カードからゴールドカードに変更しました。

【余談1】ビューカードのポイント付与率が革命的に変更された

2021年7月にビューカードのサービスが変更され、JR東日本の「えきねっと」で乗車券、特急券(新幹線含む)を購入すると、ポイント還元率がこれまでの1.5%から3%に引き上げられました。そして、なんとゴールドカードだと還元率が「8%」という革命的なアップ率。そして、東海道新幹線も「えきねっと」で購入すると8%の還元率になるようです。昨年の11月に遅ればせながらこのことを知った私は、即座にゴールドカードへの変更を申し込みました。

東海道新幹線のきっぷを旧カードで申し込み

年末に乗る新幹線の予約は12月上旬にしました。当然エクスプレス予約の決済カードは旧カードということになります。そして12月中旬にビューカードのゴールドカード(以下「ビューゴールドカード」と言います。)が届きました。ここで、気づいたことは普通カードからゴールドカードに更新するとカード番号が変更されるということ。めんどくさいなぁと思いながら、携帯電話や新聞などビューカードで支払っている様々なサービスの登録をビューゴールドカードに変更しました。当然モバイルSuicaの登録も変更したわけですが、ここで大問題が発生していたのです。

▶乗車前日大慌て

乗車前日、「翌日の予約、何時だったけなー」と思い、エクスプレス予約のサイトにログインしようとしましたが、「IDが無効です」となりログインできません。そしてよく読むと、「モバイルSuicaの決済カードを更新した場合はカード情報を変更してください、翌日の15時以降から利用できるようになります。」という旨の内容が書いてあります。おかしいなぁ、モバイルSuicaのカード情報はとっくに変更したはずだが・・。

これが大きな落とし穴だったんですね。端的に言うと、普通カードからゴールカードへの変更は更新ではなく、新規発行ということになります。つまり、モバイルSuicaのクレジット情報を旧カードから新カードに変更した時点で、ビューエクスプレス特約は無効となり、旧カードが廃止されると自動的に解約されてしまうのです。これはJR東海のサイトにも書かれており、ゴールドカードに変更した場合はエクスプレス予約への再度申し込みが必要(年会費も新たにかかる)となります。

▶旧カード予約したきっぷはどうなってしまう?

状況がわかったところで、困ったのが「明日乗る新幹線のきっぷはどうなってしまうのか」ということ。エクスプレス予約に頼り切っていた私は、明日乗る新幹線の号車・席番号はおろか、何時の便かも把握していない。これは困ったと思い、この時は新宿にいたので、新宿駅みどりの窓口で聞いてみるかと思ったのだが、新宿駅みどりの窓口は「JR東日本」なので、おそらく東海道新幹線エクスプレス予約については対応できない。あせった私は、JR東海のきっぷ売り場がある東京駅に行くことにする。

東京駅「JR東海きっぷうりば」で聞く

JR東海の有人きっぷうりば「JR全線きっぷうりば」は、年末のきっぷを求める客で行列中。30分ほど並び順番が回ってきた。しかし係員の方も色々問い合わせをしてくれたのだが、結局分からないので、エクスプレス予約の専用電話番号に聞いてくれとのこと。どうやら駅のマルス端末等では、エクスプレス予約の情報は見ることが出来ない模様。

エクスプレス予約専用電話に問い合わせ

電話は待たされることなくつながり、まずは一安心。事情を伝えると、次の対応を伝えられた。

モバイルSuicaの決済カードをゴールドカードに変更したことで、ビューエクスプレス特約は無効となった。

・もし旧カードが生きていればモバイルSuicaの決済カードを戻すことで、エクスプレス予約サイトにログイン出来るようになるが、翌日の15時以降となる。

・ビューエクスプレス特約が無効となっても、すでに購入したきっぷは、モバイルSuicaに記録されている。したがって、購入時に記録したモバイルSuicaがあればタッチで自動改札を通れる。

・しかし、上記の自動改札機へタッチするまで明日の列車の情報は一切確認する手段がないため、今電話で伝える。

以上の内容だった。ちなみに私の状況ではビューエクスプレス特約が無効となっているため、エクスプレス予約会員証を使って、駅の発券機できっぷを発券することもできない。中々困った状況で、専用電話に問い合わせるしか方法はなかったのである。

【余談2】

ビューゴールドカード会員は、東京駅のビューゴールドラウンジを利用することができ、そのために今回グリーン車を予約しひそかに楽しみにしていたのだが、残念ながら当日自動改札機をタッチするまで、乗車する新幹線の情報を示す手段がないため、あきらめるしかなかった。せめて、予約完了画面等を写メ等で残しておけばよかった。

・ビューゴールドラウンジ

新幹線(東海道・山陽新幹線を含む)のグリーン車JR東日本の特急グリーン車特急券とビューゴールドカードを提示すると利用できる。あるいはJR東日本新幹線のグランクラス特急券を提示すればビューゴールド会員以外でも利用できる。

▶電子きっぷは気を付けましょう

最近はネット予約そしてクレジット決済が普及し、大変便利に電車等のきっぷの手配ができるようになりましたが、思わぬ落とし穴があるものです。電子データは写メをとるなり、何かしらの記録を残しておくことで安心ですね。

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大雪で徐行中の米原駅付近