▶歩いたルートは
福島いわきにある「夏井川渓谷」に行ってきました。磐越東線の江田駅で下車し、川前駅まで県道41号線を歩く全長約8.5キロのルートです。
▶磐越東線の本数は少ない
いわき発郡山行きの列車は、朝8:30のあと、13:27までありません。そのあと、15:45となりますので、夏井川渓谷を歩く場合は、この列車と列車の合間に歩くと良いです。
▶「いわき駅」出発「江田駅」到着
13:27いわき駅発に乗り、13:48に江田駅に到着。磐越東線は111系ディーゼルカーで、郡山駅近くでは100キロ超のスピードで走る区間もあります。
▶県道41号線を歩く
7月のこの時期、田んぼはまさに青田の風景。この田んぼの奥に夏井川が流れます。夏井川渓谷は遊歩道等はないため、県道41号線をひたすら歩くことになります。ただ交通量は少なく、道も細い区間が続くため、ハイキング感覚で自由に歩くことが出来ます。
このような山の中の気持ちの良い道。江田から川前へ歩く場合は緩い登り坂となります。注意すべき点は、江田~川前間はコンビニはおろか、自動販売機もありませんので、駅出発時点で飲料等は買っておきましょう。
▶籠場の滝付近が今回ルートのハイライト
県道は夏井川に沿って続きます。開けた場所からは写真のような美しい渓谷を存分に楽しむことが出来ます。
「籠場の滝」付近の景観。今回の歩きの中で最も美しい渓谷美を見せる場所。その昔この道を行く人が思わず籠を止めて見入ったことからこの名前がついたとか。
夏井川の美しい流れを見るたびに、暑さも吹き飛ぶほど癒される風景が続きます。
▶列車の撮影
途中踏切の音が聞こえたので、列車を待ちます。ちょうどいい撮影スポット。しかも誰もいない静かな空間。列車が近づくと、遠くから列車が線路を走る「カタン、カタン」という音が聞こえてきます。
▶全長8.5キロ2時間の旅でした
川前の集落が近づくと夏井川の流れは緩やかになり、まもなく駅に到着します。
13:50に出発して駅に着いたのは15:45でした。おおよそ2時間の歩きとなりますが、終始綺麗な風景が続きますので、飽きることなく歩くことが出来ました。列車の出発時間は16:17、30分ほどの余裕があります。しかし、今回は少し早歩き気味で歩いたので、のんびり歩きだと1本の列車の合間に歩ききることは難しいかもしれません。歩きに自信がない場合は、午前中のほうが列車の時間が空きますのでそちらにするか、川前駅を出発して江田駅に向かうようにすると、下り基調になるので良いと思います。
川前駅は山の中に佇むぽつんと1軒駅です。駅前に自動販売機ときれいなトイレ、小さな観光案内所があります。ちなみに出発の江田駅には観光案内所はありませんでした。